緑の風と小さな光 第1部

少しずつ引力を強めていく。

「うう…」

ウォールは必死で抵抗している。顔が青ざめていく。

…もう少しだ…

「うわぁっ!」

ついに力尽きて、大地の割れ目に引きずり込まれそうになった。

落ちる寸前の所でセレは魔法を弱めた。

…どうだ…? まだ奴は動けるのか…?

ウォールは倒れ込んでいる。動く様子は無い。

…よし、大丈夫だ…

セレは魔法を解除し、1回大きく息を吐いて意識を失った。