ウォールは火炎弾を投げ上げ、空中で炸裂させた。
火炎弾は大粒の火の雨となり、勢い良く人々の頭上に降り注ぐ。
「≡≡≡≡」
呪文を唱えたのはセレだ。
セレの身体から淡い光が放たれ、文字のような模様が浮かび上がった。
大きな魔法を使う時の現象だ。
微かな振動の後に大地に亀裂が入った。みるみる大きくなり、パックリと深く裂けた。
地割れだ。
その割れ目が全ての火の弾を吸い込んだ。
引力はウォールにも作用する。ジリジリと大地の割れ目に引っ張られて行く。
大地の魔法はウォールも使えるから、セレの魔法を打ち消そうとするのだが、力の大きさが違う。
「くそっ!」
ここでセレがこれだけの魔法を使って来るとは、想定外だった。
セレはウォールを殺そうとは思っていない。この魔法に抗う事でウォールの力を消耗させるつもりだ。
しばらく動けなくなってくれればエルグ達が逃げおおせる。
本当はあまり大きな魔法は使いたくなかった。
大きな魔法は他の魔法使いに感知されやすい。何処にどんな危険な魔法使いがいるかわからないのだ。
それにセレの消耗も激しい。
だがウォールの体力を奪い切らなければならない。
火炎弾は大粒の火の雨となり、勢い良く人々の頭上に降り注ぐ。
「≡≡≡≡」
呪文を唱えたのはセレだ。
セレの身体から淡い光が放たれ、文字のような模様が浮かび上がった。
大きな魔法を使う時の現象だ。
微かな振動の後に大地に亀裂が入った。みるみる大きくなり、パックリと深く裂けた。
地割れだ。
その割れ目が全ての火の弾を吸い込んだ。
引力はウォールにも作用する。ジリジリと大地の割れ目に引っ張られて行く。
大地の魔法はウォールも使えるから、セレの魔法を打ち消そうとするのだが、力の大きさが違う。
「くそっ!」
ここでセレがこれだけの魔法を使って来るとは、想定外だった。
セレはウォールを殺そうとは思っていない。この魔法に抗う事でウォールの力を消耗させるつもりだ。
しばらく動けなくなってくれればエルグ達が逃げおおせる。
本当はあまり大きな魔法は使いたくなかった。
大きな魔法は他の魔法使いに感知されやすい。何処にどんな危険な魔法使いがいるかわからないのだ。
それにセレの消耗も激しい。
だがウォールの体力を奪い切らなければならない。

