次の日、ジンは工場には来なかった。
体調不良という話だった。
セレとエルグは、その日の仕事をさっさと片付けてジンの小屋に向かった。
小屋にはジンの姿は無かった。
昨日エルグが見つけた床下の穴に降りてみた。
「ここに横穴があるだろ。これがジンの寝床につながってるんだ。」
「気配は感じるけど、こっちからじゃないな…」
どこだ…?
「上だ!」
セレが気付いたが遅かった。頭上を塞がれた。
ジンが竜の姿に戻って、自分の身体で穴の入り口を塞いだのだ。
ジンの身体で小屋が一杯になり、今にも壊れそうだ。
「上手く引っかかってくれたね。
僕は魔法書が欲しいだけなんだ。魔法使いはみんな持ってるだろ?
魔法書を渡してくれれば何もしないよ。すぐに出してあげる。」
ジンの声だった。
「やられたな…エルグ、持ち上げられるか?」
「やってみる。」
怪力のエルグが渾身の力で押し上げた。
「くっ…」
ジンの身体は動かなかった。
「ダメだ…」
「そうか。」
セレは呪文を唱えた。エルグには全くわからない言葉だ。
ジンの大きな身体が小屋ごと浮いた。
エルグに使ったのと同じ魔法だ。
体調不良という話だった。
セレとエルグは、その日の仕事をさっさと片付けてジンの小屋に向かった。
小屋にはジンの姿は無かった。
昨日エルグが見つけた床下の穴に降りてみた。
「ここに横穴があるだろ。これがジンの寝床につながってるんだ。」
「気配は感じるけど、こっちからじゃないな…」
どこだ…?
「上だ!」
セレが気付いたが遅かった。頭上を塞がれた。
ジンが竜の姿に戻って、自分の身体で穴の入り口を塞いだのだ。
ジンの身体で小屋が一杯になり、今にも壊れそうだ。
「上手く引っかかってくれたね。
僕は魔法書が欲しいだけなんだ。魔法使いはみんな持ってるだろ?
魔法書を渡してくれれば何もしないよ。すぐに出してあげる。」
ジンの声だった。
「やられたな…エルグ、持ち上げられるか?」
「やってみる。」
怪力のエルグが渾身の力で押し上げた。
「くっ…」
ジンの身体は動かなかった。
「ダメだ…」
「そうか。」
セレは呪文を唱えた。エルグには全くわからない言葉だ。
ジンの大きな身体が小屋ごと浮いた。
エルグに使ったのと同じ魔法だ。

