だが、家族同様にセレと暮らして来た人々はなかなかその場から離れない。
これまでにもセレは幾度か重い心臓発作を起こして危なかった事があったが、何とか持ち直した。
きっと今度も…と希望を持っている。
セレが2度と動かない、という現実を簡単には受け入れられない。
仕方なく 『最後にセレにかけたい魔法があるから』と言って、無理にみんなを部屋から出した。
誰も見ていない事を確かめてから、ヴァシュロークは魔法石を取り出した。
セレの胸の上に置き、呪文を唱えた。
…魔法石は、輝きながら彼の中に溶け込んでいった…
拒絶反応はなかった。やはり彼で良かったのだ。
しかし、本物の死は免れたものの、石の力で彼の全身の細胞が生まれ変わるまでは仮死状態だ。
それには7年という年月がかかる。
その間、彼をどこかに隠さなければならない。
もちろん、セレが『実は死んでいない』という事は誰にも知らせない。
…とは言っても、そもそもセレの存在を知っているのは、ここにいる数人と王宮の一部の者だけだ。
これまでにもセレは幾度か重い心臓発作を起こして危なかった事があったが、何とか持ち直した。
きっと今度も…と希望を持っている。
セレが2度と動かない、という現実を簡単には受け入れられない。
仕方なく 『最後にセレにかけたい魔法があるから』と言って、無理にみんなを部屋から出した。
誰も見ていない事を確かめてから、ヴァシュロークは魔法石を取り出した。
セレの胸の上に置き、呪文を唱えた。
…魔法石は、輝きながら彼の中に溶け込んでいった…
拒絶反応はなかった。やはり彼で良かったのだ。
しかし、本物の死は免れたものの、石の力で彼の全身の細胞が生まれ変わるまでは仮死状態だ。
それには7年という年月がかかる。
その間、彼をどこかに隠さなければならない。
もちろん、セレが『実は死んでいない』という事は誰にも知らせない。
…とは言っても、そもそもセレの存在を知っているのは、ここにいる数人と王宮の一部の者だけだ。

