「もうっ!」
気を取り直してゆったりと温まろうとしゃがんだが、髪飾りを着けたままだと気付いた。
シエナからもらった大事な髪飾りだ。
外して、近くの岩に置こうとした時…
湯の中からいきなり人の腕が出て来た。
「誰っ?!きゃあ!」
驚いて立ち上がり、ピアリは足を滑らせた。
「うっ!」
胸を岩に強く打ち付けた。
「ピアリ?!」
セレは服のまま飛び込んだ。ピアリは意識を失っていた。
自分の上着でピアリを包み、急いで湯から出した。
「どうした?!」
エルグ達も驚いた。
「わからない。一瞬、誰かの魔法を感じた。」
もちろん温泉の中には誰もいなかった。
それよりもピアリが心配だ。
「肋骨がやられてるかもしれない。この先の集落に医者がいればいいが。」
とにかく連れて行くしかない。
ピアリの首筋と腰に手を副えて、赤ん坊を抱くようにしっかりと胸に抱えた。
「急ぐぞ。」
「ああ。」
セレの足は速かった。それでもエルグ達の事を考えて加減はしていた。
エルグは何とかついて行った。
ルルグは兄の背中にしがみついていた。
気を取り直してゆったりと温まろうとしゃがんだが、髪飾りを着けたままだと気付いた。
シエナからもらった大事な髪飾りだ。
外して、近くの岩に置こうとした時…
湯の中からいきなり人の腕が出て来た。
「誰っ?!きゃあ!」
驚いて立ち上がり、ピアリは足を滑らせた。
「うっ!」
胸を岩に強く打ち付けた。
「ピアリ?!」
セレは服のまま飛び込んだ。ピアリは意識を失っていた。
自分の上着でピアリを包み、急いで湯から出した。
「どうした?!」
エルグ達も驚いた。
「わからない。一瞬、誰かの魔法を感じた。」
もちろん温泉の中には誰もいなかった。
それよりもピアリが心配だ。
「肋骨がやられてるかもしれない。この先の集落に医者がいればいいが。」
とにかく連れて行くしかない。
ピアリの首筋と腰に手を副えて、赤ん坊を抱くようにしっかりと胸に抱えた。
「急ぐぞ。」
「ああ。」
セレの足は速かった。それでもエルグ達の事を考えて加減はしていた。
エルグは何とかついて行った。
ルルグは兄の背中にしがみついていた。

