「え?」 「だから、 さっきの、もっかい、言え。」 私の彼氏ってやつ? 御影さまは、照れたように右へと視線をうつしたまま 私の言葉を待っている。 ・・・どうして? なんでそんなにうれしそうにしてるの。 だって、わかんないよ。 ずっと好きだったって言われても、私はそんなの全く知らずに今まで生活してきて 今日いきなり告白されて、彼氏ですって言われて そんなに想われてたことも知らなかったし。 だから、わかんない。 どうして御影さまが、 わたしの一言でそんなにも幸せそうに笑うのか。