御曹司さまが放してくれない!!



御影さまにとっては、普通のことなのかな?


わたしのような一般市民にはわからないけど

お金持ちにとっては、たいしたことないのかな?


小さいころから、一人、なんて・・・・



めずらしいことでもないのかもしれない。






「だから、椎名も、これから住むからといって
家事をしなければいけない、などということはない。」



そうだ・・・・


今はそれだった。




「それなんですけど・・・

どうして、わたし、彼女だからってここにすまないといけないんですか!」


「どうして・・・

恋人、とは、ずっと一緒にいるものではないのか?」


「え?」


「身体的にも精神的にも、一番近くにいてお互い支えあうものだと、俺は認識している。」



あながち、間違っちゃいないけど・・・


でもだからって、いきなりこんな!




「困ります!!」