御曹司さまが放してくれない!!


「よし、話を本題にもどすか。」

「本題?」

「ああ。

俺とおまえの出会いはこれでわかっただろ。

そして、こうしてまた二人は再会を果たした。」


「そう、ですね・・・。」



なんか、納得いかないな・・・。

再会を喜ぶほどの関係でもなかったきがするんだけど。



「俺たちがすべき、なるべき関係はこれでわかるだろう?」


「まったくわかりません。」


即答すると、眉根を寄せている。




その姿を見て、さっきの入学式のことを思い出していた。

そういえばわたし・・・・この人に告白されてたんだった。




・・・・いやな予感しかしない。




「恋人だ!俺たちは恋人になるべきなんだ。」


はい、予感的中。




なんか、単純みたいだし考えてることがすぐわかるんだけど・・・。