御曹司さまが放してくれない!!



でこぴんなんて、久しぶりにされた。


なんで、でこぴん?



そう思いながらも、おでこをさすって御影さまを見上げる。




「おしおきだ。」

口角を少しあげていじわるに微笑む。



イケメンはなにやっても様になるっていうけど

本当にそうなんだ~

と、今わかった。





「痛かったです。」


「そうか?

そんなに強くはしてないつもりだったが。」




うん、別に強くなかったし、痛くなかった。


でもちょっと仕返し?じゃないけど・・・

言いたくなっただけ。





「・・・・痛むか?」


ずっと執拗におでこをさするわたしを見て

心配そうに訪ねてくる。