しごく淡々と答えると 御影さまの目が大きく見開かれて そのあと、唇を震わせ始める。 この人、いろいろ大丈夫なのかな・・・・・ 「なんてことだ・・・。 俺の椎名がどこの馬の骨ともわからない男にたぶらかされてたなんて。」 だれがいつ、あなたのものになったんですか。 「許すまじサトシ・・・。」 ぐっと唇をかみしめ、目付きを鋭利にさせる。 絶対バカだ・・・・この人。 いや、でも新入生代表だったし・・・・ あ、そっか! 頭はよくてもバカなんだ。 社会的バカ。