御曹司さまが放してくれない!!



「どうだ?

俺と、おまえの出会い・・・。

感慨深いだろう?」


・・・ものすごいどや顔。



そんな鼻息荒く微笑まれても、

感慨深い?



とてもそんな風のは思えない・・・・。





「きっと、おまえの初恋も、俺だ。」


「はぁ!?」


「それから5回おまえと遊んでやったが、

はじめは好戦的だったおまえも、どんどん俺に笑うようになった。

あの顔は好意のある顔だ。」



なにこの人・・・・


どんだけ、自意識過剰なの。





「だから、おまえの初恋は俺なんだ。」



そんな懐かしそうに微笑まれても。