御曹司さまが放してくれない!!


「どこに?

そうだな・・・・」



え?なんか考え始めた。


もしかして、ボケたつもりが本当に

どこかに付き合ってほしい

ってことだったの?


な、なんだ・・・・・そうか~。


それで、適当に荷物持ちとか一日メイドみたいなのをご所望だったのね。


なんだ・・・それなら、ちょっと納得。

ううん。全然納得です!



けど、そうとしたら、もっと周りに群がる女の子を誘えばいいのに・・・。


なんでわたしなんだよ。

もしかして、一番使いやすそうな顔してた?バカそうに見えた?

だとしたらムカつく。




ちょっとむっとして、突き出した唇をもどしながら

御影さまの様子をうかがう。




ちょっと考えて。すぐまたわたしを見た。


あ・・・・目の色、きれい・・・


薄いブルーグレーだ・・・。



気づかなかったな。

日本人にしては、めずらしいよね。




なんか、懐かしい?