~類said~



類「げほっ…っ……」



誰もいない放課後の裏庭に踞る私


何が行われていたかは言わなくても分かるだろう



類「…………痛」



久しぶりに言ったこの言葉


何を思わない私でも痛覚はかろうじてあるみたいで


じわじわと全身が蝕れる


少し血が出てるみたいだ



今日のお風呂は痛みに耐えなければな



私はふらっと立ち上がりある場所へと向かう