「今日遅くなる!!」
とみんなに言ってそのまま家を飛び出した。

自転車で病院に向かう。

「はぁ…着いた。」
自転車を駐輪場に留め、妹が大きく手を上げたのが分かりダッシュで駆け出した。

「お姉ちゃん!」

真剣な様子で手を握る妹に少しビックリした。

「もしかしたら修弥さんじゃない時は私をビンタしていいよ。お姉ちゃんを悲しませるだけだから…。」

「わかった。とりあえず病院に入ってみる。」

妹とは別れ一人で病院に入った。