そしたら翔太は嬉しそうだった。 次の日羽山が横を通り過ぎた。 翔太が後ろから背中を押してきた。 「何すんだよ?」 小声で舌打ちした。 「何って、少しくらい進歩しとかねぇと亜美取られるぜ。デートの誘いぐらいしてこい。」 ほらっと言うとさっきより強く背中を押し出された。 仕方なく羽山に話かけた。 「あんさ、今日暇?」 「暇だよ。いつでも暇!!」 俺の誘いに乗ってくれた羽山に感謝した。