真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



『あ、こここ、こんにちは!相希さんですよね!知ってます!私、日向です!あ、あの相席させてもらっても…?』



さらり、色素の薄い透き通るような柔らかそうな髪の毛が動く。



髪の毛と同じ、ダークブラウンの目に見つめられてどもりながらも要件を伝えた。



BARよりも明るい場所にいるからか、まるでこの世の人じゃないようなその綺麗さに戸惑ってしまう。



美影よりも中性的で、髪も肌も、透き通っているみたい。



かっこいい、とか。

かわいい、とか。



それじゃ表せない。


もし表すなら、綺麗が一番しっくりくる。


そんな人。


ぽけーっと見入っていると、薄い形の良い唇が動いて低すぎないけど、高くもない綺麗な声を放った。



『さん、とか、つけなくていい。相希で。どーぞ座って』


『う、あ、はい!お邪魔します!』


『てめーさっきからどもりすぎだろ』


『う、うるさいなぁ』



椅子に座らせてもらって、メニューに手を伸ばすと横から茜が突っ込んできた。


き、気にしないでよ、もう。



こんな綺麗な人に出会ったのは久々…とゆーか、初めてなの!