『あ、こここ、こんにちは!相希さんですよね!知ってます!私、日向です!あ、あの相席させてもらっても…?』
さらり、色素の薄い透き通るような柔らかそうな髪の毛が動く。
髪の毛と同じ、ダークブラウンの目に見つめられてどもりながらも要件を伝えた。
BARよりも明るい場所にいるからか、まるでこの世の人じゃないようなその綺麗さに戸惑ってしまう。
美影よりも中性的で、髪も肌も、透き通っているみたい。
かっこいい、とか。
かわいい、とか。
それじゃ表せない。
もし表すなら、綺麗が一番しっくりくる。
そんな人。
ぽけーっと見入っていると、薄い形の良い唇が動いて低すぎないけど、高くもない綺麗な声を放った。
『さん、とか、つけなくていい。相希で。どーぞ座って』
『う、あ、はい!お邪魔します!』
『てめーさっきからどもりすぎだろ』
『う、うるさいなぁ』
椅子に座らせてもらって、メニューに手を伸ばすと横から茜が突っ込んできた。
き、気にしないでよ、もう。
こんな綺麗な人に出会ったのは久々…とゆーか、初めてなの!



