ああ、くっそ。 ここが部屋なら…なんて思ったところで、残念ながら今は外、しかも下校中なわけで。 でも、このどうしようもない衝動を抑えきれなくて。 「凛々子。」 「うん?」と首を傾けて、俺を見上げる彼女の頬に手を添えて。 ちゅっと軽くキスをした。 目を開けると、真っ赤な顔で俺を見上げる彼女。 その顔を見ると、自然と笑顔になる。