高校生に見られなかったのは残念だけど、いつものことだ。 「あぁ。ごめん。 俺、人の年齢当てるの苦手なんだ。 俺は田崎和也。 大学2年」 彼の笑顔に、キュンと来た。 田崎・・・和也・・・さん っていうんだ。 ボーとしていた私は、ハッと我に返る。 「わ、私は・・・ 如月蜜菜です! 高校2年生です!! よろしくお願いします」 軽くお辞儀をした。 「如月・・・?