愛を知らないあなたに

あたしは顔が熱くなっていくのを感じながらも、必死に聞く。



「な、なんで琥珀様がっ・・・」


「あぁ、ついでだ。」


「な、なんのついでですか?」


「靴を履かすついでだ。履けないのだろう?」


「う゛・・・そ、そうですけど、靴下くらい履けますしっ」


「ついでだと言っただろう。それとも、何か問題でもあるのか?」



大ありです。


あたしの心臓と頬の温度にかなり問題ありです。



・・・なんて、言えるはずもなく。





「それにしても、小さいな。」



黙って俯いたあたしを全く気にせず、琥珀様はしみじみと呟く。


・・・琥珀様、ちょっとは気にしてください。

あたしの頬の色、妙に赤いって気付いてください。

足の小ささは、気にしなくていいので。



草履はすでに両方脱がされていて。


琥珀様の長い指がつなぎの上からあたしの腿に触れる。





「・・・・・・っ、」



そっと、あまりに優しく触れる指に、ドクンと、鼓動が鳴る。