――――――――――――――――――
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「てことでさー。
ちょっと力かしてくれるー?」
――薄暗い裏路地のわき道。
ひっそりとかなり妖しげな雰囲気をかもし出すバーの中に、あたし達はいた。
夜9時から開店のバーのドアを、なぜかタマがあっさり開けちゃったんだ。
『たのもー!』って、実に楽しげな声と共に。
で、今、なんか漆黒の袴を来たごつい顔で坊主頭の男の人とタマが話してる。
なんだろう、この奇妙な組み合わせ。
「力ぁ?テメェ、これまで全然姿を見せなかったっつぅのに、何言ってんだぁ?」
「いやぁ、わらわちょっとお休みしてるんだよねぇ。」
「んじゃぁこっちだって願い下げだ。」
「ケチだなぁ。」
「そらそーだ。こちとら廃業寸前で危ねぇんだよ。」
男の言葉に、タマがすっと表情を消す。
「・・・バーの方?」
「ちがう。」
「・・・・・・そう。」
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「てことでさー。
ちょっと力かしてくれるー?」
――薄暗い裏路地のわき道。
ひっそりとかなり妖しげな雰囲気をかもし出すバーの中に、あたし達はいた。
夜9時から開店のバーのドアを、なぜかタマがあっさり開けちゃったんだ。
『たのもー!』って、実に楽しげな声と共に。
で、今、なんか漆黒の袴を来たごつい顔で坊主頭の男の人とタマが話してる。
なんだろう、この奇妙な組み合わせ。
「力ぁ?テメェ、これまで全然姿を見せなかったっつぅのに、何言ってんだぁ?」
「いやぁ、わらわちょっとお休みしてるんだよねぇ。」
「んじゃぁこっちだって願い下げだ。」
「ケチだなぁ。」
「そらそーだ。こちとら廃業寸前で危ねぇんだよ。」
男の言葉に、タマがすっと表情を消す。
「・・・バーの方?」
「ちがう。」
「・・・・・・そう。」