愛を知らないあなたに

「タマは妖怪だけど、神様でもあるからねー。

死への恐怖がないんだよ。」




だからあっさり言える・・・っていうこと?


心臓がうるさい中、そう考えた。


初めて、こんなにも強烈にタマが私と違うことを意識させられた。



だから、かな。

心臓が早鐘を打ちっぱなしだ。





「・・・・・・やっぱり、こわい?」



ぽつんと、言葉が落ちた。


タマは、ほんの少し眉尻を下げて――寂しそうに、笑った。





「わらわのこと、こわい?」



言いつつ、ちょっとずつタマが私から距離をとっているのがわかった。



――途端、胸がぎゅぅっと締め付けられた。





怖い?

怖いよ、そりゃ。怖いに決まってるじゃん。


殺せるとか、死が怖くないとか、神様とか。

怖くないわけない。




けど。