愛を知らないあなたに

ひんやりした声。




「見て。リン。怖くても。

・・・・・・好き、なんでしょ?」




真っ直ぐな視線が、痛い。





「リンの想い、無駄にしないでよ。」







真っ直ぐな瞳。

真っ直ぐな視線。

真っ直ぐな、言葉。




それは、あの人を彷彿とさせた。





胸元の、浅葱色の四葉のクローバーのネックレスが、目に留まる。






『いつだって前向きに』






―――馬鹿だなぁ、あたしは。


さっきまで忘れてたなんて。




それが浅葱さんの教えだったじゃない。