愛を知らないあなたに

痛っ!!!

なにこれメチャメチャ痛いんですけど!


タマって何者!?

見た目と違って力強すぎでしょ!




驚きで目を見張っていると、タマが楽しそうに言った。



「あはは、リンの目がおっきくなってる~変なの~」





・・・・・・・・・タマさんよ、原因はあなたなんだけどもね。


心の中で冷静にツッコむと、タマがスッと声音を変えて言った。






「ね、リン。ちゃんと見て。」


「・・・・・・・・・・・・・・・」


「リンー!」


「・・・・・・やだ・・・。」




だって、だってあたし。

こんなに胸の中がドロドロしてるのは、初めてなんだ。



こんなに・・・自分がちっぽけで、醜いなんて、知らなかったんだよ。





できれば、向き合いたくなんてなかった。



ドロドロした感情も、醜い自分も。

どこかに放り込んで、蓋をして、鍵を掛けて、永遠に閉まっておきたい。