愛を知らないあなたに

“それ”って、何?


夜に行うもの・・・って、まさか・・・・・・




『琥珀っ・・・んッ・・・・・・あぁッ・・・』

『薺・・・・・・綺麗だ・・・』



鮮明に、あたしの頭の中に浮かんだ光景は、あたしにとってあまりに衝撃的で。


違う、違う、違う。

そんなじゃない。きっとそんなじゃない!


何度も何度も言い聞かすも、頭の中に浮かんだ光景はなかなか消えてくれなくて。




頭の中が、どんどんどんどん真っ白になっていく――。



不安で不安でどうしようもなくなった時。


耳に入ってきたのは、あまりに妖艶な声。

薺さんの声、だった。








「いいじゃない・・・琥珀。

ね、お願いっ・・・・・・。

あたし、あたし、昨日は1人で寝たのよ?もう、壊れてしまいそう・・・。」




ドクンドクンと、心臓が不吉な音を立てる。


何?

『昨日は』って、何!?


ほ、本当は、いつも、琥珀様と寝てたっていうこと・・・?