愛を知らないあなたに

琥珀様が言葉を切り、あたしの体はぐいっと何かに包まれる。

温かくて、とても心地いい何かに。




「その、なんだ・・・えと・・・・・・

そう、言われて・・・・・・心臓のところが・・・・・・

なんだか・・・あったかく、なった・・・・・・・・・」



耳元で聞こえた声は、よどみながら、戸惑いながら、言葉を紡いだ。


どこか恥ずかしそうに、もごもごと。

けれど、とても真剣に。



そうっと顔を上げれば、琥珀様の顔が、至近距離にあって。


体中が熱をおびた。




琥珀様の瞳は、戸惑うようにゆらゆら揺れて。

頬が、なんだか、心なしか赤く見えて。



あたしの心臓は、爆発寸前。





あたしは、慌てて琥珀様の顔から視線を逸らした。


だ、ってさ!

見てたら、心臓、完璧爆発だよ?!




って、てか、今、あたし、琥珀様の・・・腕の中にいたりする?


あれ?いたりしちゃった?



・・・・・・・・・・・・鼻血が出そうなんですが、誰か助けてくれませんかね。