愛を知らないあなたに

すると。



《はぁ・・・・・・。

おぬしは馬鹿なのか。そうなのか。》



なぜかため息を頂いた!!!

やっべ、めっさ嬉しくない!!!




「馬鹿だと!?どこが!?どこらへんが!?」


《琥珀に恋した時点で馬鹿だろう。》


「・・・・・・・・・それは認めるしかないですな。」



うん。

あたし、馬鹿だと思う。



―――でもね。




「けど、馬鹿でもなんでも。

好きになっちゃったんだから、しょうがないじゃないですか。


もう、後へは戻れません。


そうでしょ?

だって、好きになる前のあたしには、戻れない。」



時は戻らないし、止まることさえもない。


ただ、流れるばかりだ。




あたしは、もう。


琥珀様に惚れる前のあたしには、戻れない。