雪「おはよー!」
寧々「あ、雪ちゃんおはよう」
雪「うん、あのねクッキー食べる?」
寧々「作ってきたのっ?食べるっ!」
雪「うん、最後だからね。」

喜んでくれてよかった。
あ、そうだ。

雪「綾美と桜は?」
桜「食べる食べるっ〜」
綾美「雪おはよ〜」
雪「うん、おはよ。」

あー、とうとう中学卒業か。

ー10分後ー

雪「うわ、結構減ってる〜」
寧々「わ、私じゃないよ??」
雪「ジトー」

怪しい…笑 ま、いいけどね。

綾美「モグモグ…」
雪「…綾美も結構食べてるよね苦笑」
綾美「いーじゃーん笑」
雪「いいけど。」
桜「あ、先生きたよっ」

あ、やべ。うちの学校お菓子禁止
なんだよねーorz

寧々「雪っ、クッキー隠せっ」
雪「わかってるって。」

先生「皆おはよう!
とうとう卒業式だなー…_____」

そういえば、修学旅行実行委員長の
言葉で、『これから私達は、様々な
最後を経験することになります。』
ってあったけど…
今日が中学最後の日、なんだよね。
実感わかないなぁ。

先生「__…それじゃ、最後に歌の練習
するから音楽室に行くぞー」

…よし。

雪「寧々っ、音楽室行こ?」
寧々「うん」
桜「あ、まってまって」
綾美「私もいくー」

ーin音楽室ー

雪「そういえばさ、音楽室を見るのも
今日で最後なんだよねー」
桜「そうだねー」

…なんて。こんなこと思うと
寂しくなるし、やめよっ。

雪「よしっ、並ぼ。」
綾美「桜ー、ピアノファイトー」

♩~♬♪~♪~♩~♩~♬
寧々「うっ、ひっく…」
寧々、もう泣いてるんだ…
こっちまで貰い泣きしそう。
でも皆の前で泣きたくないなぁ。

♬~♩~♩♪~♬~♬~♪~♬♩

ー歌練終了ー

桜「あれっ?寧々、泣いてるの?」
雪「桜、おつ。」
綾美「寧々、大丈夫?」
寧々「うん笑」
雪「とりあえず、もう行こっか。」
綾美「そだね。」