茉莉花の少女

 彼との約束を守るために、僕にとって最善の答えを選ぶ。

 それは本意であろうとなかろうと、関係ない。

 これらは目的ではなく、手段なのだから。

「分かりました。ここで暮らします」

 意地なんか大した問題じゃない。

 今、一番考えるべきことは、そんなことに反発するのではなく、いかに自分にとっていい環境で暮らすかということなのだろう。

 そのとき、僕を強い言葉で責めていた祖母が胸を撫で下ろすのを見た。

 それが唯一の救いだったのかもしれない。