茉莉花の少女

 彼女から渡されたプレゼントはセーターだった。普通の店で売っているシンプルなもの。

 その花を渡されるのかと思っていたと彼女に告げると、

 彼女は首を横に振る。


「本当はそのつもりだったけど、せっかく隣にいるのに引き離したらかわいそうでしょう?」

 そういって、彼女は寂しそうに微笑んでいた。