それから、一週間くらい。



 足の具合がよくなった私。



 腕はこの間転んだのもあってまだ少し痛むけど。

もう初めの頃とは違い、包帯も外れた。






 私は、週に一度病院にくることを条件に退院を許された。





 優哉さんはというと、



 退院はまだ出来ないけれど、車椅子での移動を許されているし、もうすぐ退院も出来そう。







 とうとう明日に退院を控えた私。


 明後日からは、中学校にも通える。












「朋ちゃん、もう退院か、早いね」
「んー、そう?優哉さんもすぐ退院できるよ」












 だといいけど、と言って


 優哉さんはにっこり笑った。