「おはよう!あれ、今日は2人で来たの?」




「はよー」




佳織と彼方が元気に言ったけれど、





「ん、はよ……」






浩哉はそう言って、行ってしまった。









「浩哉くん最近どうしたんだろうね」





元気のない浩哉を見た佳織が言った。





「私……なんかしたのかも。でも何したかわからなくて…」





私がそう言うと、






「お前のせいじゃないだろ。」



と少し考えた素振りを見せて彼方がいった。

その目は何かを確信しているような目で、少し怒っているようにも見えた。



「そ、そうだよ、舞は何もしてないよ!」






見兼ねた佳織もそう言ってフォローしてくれる。




本当に2人が幼馴染で良かった。




1人だったら、きっと泣いてた。