-Hiroya-side 「浩哉ー、今日どっかよってかね?」 帰り際にすっかり仲良くなり、俺に懐いている彼方に誘われた。 「いいけど…」 「ん?いいけど、なんだ?」 言っていいのか…? まぁ、面倒いしそれに、みんなもう知ってると思うし言っていいよな。 「お前の大好きな佳織ちゃんとかいいのかよ。」 それを言った途端、彼方の顔は真っ赤に染まった。 「な、ななななななんで浩哉が知ってんだよ!」 今、"な"って何回言った? わかりやすすぎ。