甘々な彼とスイートピーを。






でもな…まさかな……





大塚なんてどこにでもいるしな。






偏見はだめだと思いつつも大塚という苗字に過剰に反応してしまう。


そんな自分が醜くて嫌いだ。






でも、それを抜きにしても俺が彼女に見惚れていたのは確かだ。


桜を見つめる表情は横顔からでも分かるようにどこか悲しげで、そんな彼女を見て今の自分と重ねてしまっていたのかもしれない。









______それがキミとの出会いだった。