「じゃあ4人1組を作ってその班で行動しろー」


先生がそう言うと、


「自由でいいんすかー?」


そう言う質問が飛び交った。


「本当はあまり良くないが、今回はいいだろうということになった。」



それを聞いてみんなは嬉しそうにはしゃいでいた。


私もそのうちの1人で、


「やったね!舞同じ班ね!」


と佳織が言いにきてくれた。

「またこの4人かーま、楽しいからいいけどな!」


とちょっとカッコつける彼方。


実は彼方と佳織は見事に付き合ったんだ!


私と浩哉の件が解決した後、佳織が告白したらしい。



佳織に先に言われて彼方は相当落ち込んでるようで、本当は先に言いたかったと後でこぼしていた。






「彼方嫌なら別にいいんだぞ、他に誘う人いくらでもいるからな。」


浩哉はそんな彼方に冷たくあたる。

愛情の裏返しってやつかな?




「おいひろや〜そんな事言うなって、俺もこの4人じゃなきゃ嫌だ!」



浩哉、佳織、彼方。

私は今どれだけこの3人に救われているか言葉では言い表せない。



「みんな、ありがとう。」



自然とその言葉が出てきた。

それを聞いたみんなは黙ってしまった。