多分これから沢山迷惑かけちゃうと思う。



数え切れないほど、ごめんって言うかな


でも、それに負けないくらいのありがとうを言うよ。



「私も大好きだよ!」



そして、浩哉が私の耳に口を近づけ何かを言った。


多分今私の顔は真っ赤だろう。



「舞、顔真っ赤。」


そう言って浩哉は意地悪く笑う。


「だって、浩哉が耳元であんなこと言うから!」


“舞、愛してる”


私は恥ずかしくて俯く。

すると浩哉は私の顎をクイッと持ち上げて、


「キスしたい……」


と言った。


私は返事の代わりにゆっくりと眼を瞑った。



そして、スイートピーの花の香りに包まれながら私たちは甘いキスを交わした。




浩哉、愛してる。