とっさに瞑っていた目を開けると、桐生くんが私を支えていた。 「何、ぼっとしてんの。早く起き上がってくんない?」 「あっ…ごめんなさいっ」 あの桐生くんが私を助けてくれた…!? いつもの桐生くんからは考えられない行動。 びっくりしてすぐに動くことはできなかった。 「ありがとう、桐生くん」 「別に…」 そう答える桐生くんはやっぱりいつもとは違って… “冷酷王子” そう呼ばれる桐生くんだけど、本当の王子様みたいだ。