「桐生くん、どうしてここへ?」 「どうしてって、俺は自分のカバン取りに来ただけだけど」 「あっ…」 隣を見ると、桐生くんの机には黒のカバンが掛かっていた。 なんで気が付かなかったんだろう… きっとプリントの山のせい。 「…で、どこがわからないの?」 「え?」 隣りに座って、覗き込んでくる桐生くん。 一気に桐生くんとの距離が縮まって、心拍数が上がる。