自分の姿が見えないように、さっと角の柱に身を隠す。 もしこっちに来たらどうしよう…… そう思ったけれど、女の子の軽い足音は反対側へと消えていった。 ……良かった。 一安心をして、ほっと息を吐く。 それもほんの束の間。 「…ふぇっ!?」 「覗きが趣味なわけ?」 私の目の前に現れた、大きな影。 さっきまで聞いていた、不機嫌な大好きな人の声。