さっきの優しい桐生くんとは打って変わって、とっても厳しい桐生くん。
それは数日経っても変わらない。
大好きな桐生くんに教えてもらえるなんて私にとっては幸せなことで……
毎日、放課後の図書室で2人だけの秘密の授業。
将来、教師になるという夢を持つ桐生くんの教え方はやっぱり上手で、不思議なほどにスラスラと頭に入ってくるんだ。
でも、さすがにひとつだけ。
「ここ間違えるの3回目。本当にバカだね」
これまでの間に、何度バカと言われたかは数え切れない。
勉強になると、桐生くんは毒舌になる。
「桐生くん、バカバカ言い過ぎです!」
「だって本当のことでしょ?」



