「だったらこの問題も解けるだろ?」 どこまで先生は意地悪なんだ。 「……」 「代わりに答えていいですか」 「桐生くん…?」 ガタっと音をたてて立つ桐生くん。 「あぁ」 「ーーです」 「正解だ」 さすが桐生くん。 なんでもすぐに解けてしまう。 助けてくれたのか、ただの気まぐれなのか…… 何も言わずに座ってしまったからわからない。 「ありがとうございます、助けてくれて」 「ん」 お礼を言っても返事はこれだけ。 付き合っても、冷たい桐生くんは今までと同じ。