「それ、俺に頂戴。俺へのプレゼントでしょ?」 そう指をさすけれど…… ちらっと見ても、やっぱり渡せるような状態じゃない。 「これは……友達に」 「沢城さん、嘘つくの下手だね」 目が泳いでるよ、とクスクス笑いながら話す桐生くん。 そんなに下手くそかな…… 「それに、今日俺の事ばっかり見てたでしょ?ずっといつ渡そうか考えてたんじゃない?」 桐生くんの言うことは全部本当で、返す言葉がない。 それに、全部バレていたなんて恥ずかしい。