好きにさせた責任とってくれる?



当然のごとく、桐生くんはもう教室にはいない。



きっとまだ出ていったばかりだし、朝のように下駄箱からまたたくさんのプレゼントが出てきて立ち止まっているはず。



今追いかければ、桐生くんに追いつけるはず。



「ありがとう、沙耶ねぇ!行ってくる!」



ぎゅっと桐生くんへのプレゼントを握りしめて、桐生くんのあとを追いかけた。



生徒玄関にたどり着くころ、桐生くんはもういなかった。



桐生くんに群がっていたのであろう女の子たちが、綺麗にラッピングされたプレゼントを片手に散らばっていく。



集まっていたってことは、予想通りひと騒動あったんだろう。



「…すみませんっ」



そんな人ごみをかき分けて前へ進んでいく。



けれど、そこからはもう桐生くんの姿は見えない。



桐生くん早すぎるよ……



急いで靴を履き替えて、学校を飛び出した。