そんな桐生くんを見て、ただただ不安がつのるばかり。
そしてあっという間に放課後になってしまった。
「さようなら」
ホームルームも終わって、部活へ向かったり帰り始めるクラスメイト。
「恋羽ー!」
終わるなりすぐに私の元へやって来る沙耶ねぇ。
「そんなぼっとして……
アイツにはプレゼント渡した?」
あんな状態じゃ渡すに渡せないよ。
静かに首を横に振る。
「恋羽、まさか渡してないの!?」
それにはコクりと頷く。
「ちょっと、早く追いかけないと行っちゃうわよ?ほら!
受け取ってもらえるかは別として……渡してきなさい!」
沙耶ねぇは私の背中を押して、ドアの方を指さす。



