「こうすることで型が取りやすくなるのよ」
パタンと冷蔵庫を締めて、沙耶ねぇが寝かせていた生地を持ってくる。
キッチンは狭いから、リビングの食卓テーブルで型抜きをすることになった。
型は沙耶ねぇが持っているやつを借りることになっている。
「んー、家にあるのはこんな感じかな?」
「…こんなに!?」
シンプルな四角い型や丸い型もあれば、とっても可愛いハートやお花の型、それに動物の型も揃っている。
「どれにしよう…」
とてもじゃないけど、多すぎてすぐには選ぶことができない。
お花や動物も可愛くて捨て難かったけれど、桐生くんはあまり可愛すぎるのは好きじゃないかもしれない…
「これにする!」



