「お風呂貸してあげるから、洗い流してきた方がいいわ」
そう言って、私をお風呂に入れてくれた。
本当に申し訳ない……
私がこんなに不器用なばっかりに……
自分でも不器用なのはそれなりに自覚していたつもりなんだけど、どうやら想像をはるかに超えていたらしい。
一通り体を流して、粉を落とす。
沙耶ねぇにドライヤーも借りて、髪を乾かしてキッチンへ戻ると、私がこぼしてしまっていた床に散らばった薄力粉も綺麗に片付いていた。
「本当にごめん、沙耶ねぇ……ありがとう」
もう、これしか言えませんよ。
沙耶ねぇが優しい人で良かったと改めて感じる。
「全然いいのよ!それより、そろそろ生地もいい感じになってるはずよ?」



