だって、上から薄力粉を被って真っ白になっているんだから。
「恋羽はいつも私の想像超えるわね…。雪だるまのように真っ白よ?」
「…どうしよう、沙耶ねぇ」
私も粉まみれだけれど、同じように床も粉まみれ。
「うーん、片付けは後にしよう。恋羽ならまたやりかねない!」
そ、そんな断言しなくても…
でもやらかしてしまった私は何も言葉を返すことが出来ず、雪だるまのままクッキー作りを続行することになった。
「はい、薄力粉。次はこぼさないでよ?」
「…うん」
次こそは……と慎重に運ぶ。
「…わっ!」
「ちょっ!セ、セーフ…もう、今滑りやすいんだから」
「ごめん…」
次は、床に落ちている薄力粉のせいで転びそうになる。
ギリギリのところで沙耶ねぇが助けてくれて、また薄力粉をこぼさずには済んだ。



