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桐生くんを大切に思うお父さんからのメッセージ。
やっと届けることができた。
「桐生くん、これ…」
メッセージが書かれた小さなメモを桐生くんに渡す。
「あぁ、ありがと」
「……っ」
そういえば、桐生くんにお礼を言われたのは初めてかもしれないな、なんて。
なんだか照れてしまう。
そんな顔を隠そうと、下を向いた。
「っ?」
頭に桐生くんの大きな手が触れる。
それに驚いて顔を上げたかったけれど、その手によって阻止されてしまった。
「上げんな」
そんな声が上から降ってくる。
その声は、なんとなく掠れていて…
もしかしたら、静かに涙を流していたのかもしれない。



