「はぁ……」 本当、ため息しか出ねぇ。 その理由はもう一つ。 「どうしたらいいんだよ」 もう高2の秋だ。 目の前には〝進路希望調査書〟と書かれた一枚の紙。 提出は明日まで。 頭の中をよぎるのは、俺が沢城さんに数学を教える姿。 それが俺の将来の夢だから。 〈奏汰sideーend〉