そのお昼のことだった。 「ねぇ、知ってる?桐生くん、朝の告白の返事なんて言ったと思う?」 「え?何なに?」 近くの席でお弁当を食べている子たちから聞こえる会話。 私もきっと一緒に食べてる沙耶ねぇもその会話に耳を傾けた。 一気に崩れ落ちて泣き始めた相手の女の子。 どんなことを言ったのかなんて、気にならないわけが無い。 「好きな奴いるから無理」 「そう言ったの?」 えっ………… 「うっそー。うち、桐生くん狙ってたのにショックー」 嘘だ…… 桐生くんに好きな人がいるの?