「行く?恋羽」 「へっ!?」 私の手を取って突然立ち上がる沙耶ねぇ。 「へっ!?じゃないわよ。見に行きたいんでしょ?」 そ、そうなんだけど…… 「そんな固まってないで。早く行かないと行っちゃうわよ!」 「あ、う、うん」 沙耶ねぇに手を引かれながら、集団の間をくぐり抜けて一番前に行く。 「いたっ…」 不機嫌そうに歩く桐生くんの姿。 やっぱり、桐生くんはかっこいい。 そんな桐生くんが家に来て、私の看病をして…… 夢みたいな話だ。 桐生くんに無理矢理薬を飲まされたことも……… きっと夢だ。